朋友の学習指導コンセプト
私たち朋友は昭和59年の開校以来、子供たちがもっている力を引き出す指導を行っています。学校の先生方から「今の子供たちは受け身の勉強に慣らされている」、「自学自習の基本的な姿勢が身についていない」といった声をよく聞きます。これはそれまでの学習方法に大きく由来しているといえます。
「これだけを覚えればいい」「無駄な学習は必要ない」といった言葉は耳に心地よく響きますが、限定された学習は本当に子供たちのためになるのでしょうか。受験間際の限られた時間の中では、やむを得ず学習事項の取捨選択をしなければならないこともあります。しかし、私たちは学習の基本は、今まで知らなかった新しい世界に自ら飛び込んでいろいろなことを体験し吸収していくこと、未知のことに興味をもって深く追究していくことだと考えています。
そうした体験が、高校・大学への進学だけでなく、社会人になってからも積極的に生き、生涯を通じて成長していくことにつながっていきます。
朋友では基本的な学習姿勢から作っていきます。授業の中では、漢字や計算テストといった日々の小テストがあります。覚える作業や計算の練習等は家でやってきて、教室はその成果を確認する場゙となっています。
最初のうちは、準備不足のままテストに臨んでしまう生徒もいますが、声をかけて次回からがんばるように励ましていくことで、徐々に「テストはきちんと準備して臨むものだ」という意識が生まれていきます。
また、受け身の勉強をさせないために、「予習→授業→復習」の学習サイクルをつけることをとても大切に考えています。授業の前に予習を行うことで、自分なりの問題意識が芽生え、わからない部分をはっきり確認できます(もちろん、内容によって予習が難しい場合は、授業において説明していく場合もあります)。
予め準備をすることで授業における学習効果が高まり、それを継続して行うことで積極的な姿勢が身についてきます。私たち教師も、常に目の前にいる子供たちに対して一番適切な方法を考えながら、全力で教えていきます。
その場しのぎの丸暗記させる指導ではなく、基本を抑えたうえで、どのようにそれを応用していくか、どんな解き方をすればより速く正確に問題を解くことができるか、さらに深く考えていくとどんなことが見えてくるか、そういうことまで 教えていきます。問題がスマートに解けた時の達成感、表面上では見えなかったものが見えた時の感動、そうしたものが生まれる授業を目指しています。
また、朋友の教師はそれぞれの生徒の性格や理解の仕方が異なることを意識して生徒と接しています。きつくしかった方が本人のためになると思えば厳しく注意し、励ました方が伸びる子であると判断すればこれまでの 努力を褒め、ワンランクステップアップした目標とそこまでの道筋を提示します。
朋友の各教室では、それぞれの地域に根ざした教育を実践しています。大手の塾のように画一化された授業展開をするのではなく、生徒一人ひとりと向き合いじっくりと丁寧な指導をしています。
また、個人塾のように一教場だけの場合、教師の視野が狭くなったり、指導者によって力量の差が出たりしがちですが、朋友の教師陣は、教場間で交流し、お互いに研鑚を積むことで、プロとして進化を続けているのです。